シェルターのイメージ

タープ

ブッシュクラフト「タープ」の選び方、種類、簡単な張り方

タープの選び方

最適なタープ選びは、ロケーション、季節、泊数など条件で変わります。

しかし、はじめてブッシュクラフトをする方には1つの道具を使い込んで自分に必要な機能を知ることをおすすめします。

ご自身の基準となるタープを持つことで条件が変わった時に必要な機能を知れるからです。

最初のタープ選びに安価なブルーシートや高価なタープが紹介される事がありますが、両方使った結果メリット・デメリットを踏まえて以下のタープをおすすめします。

  • 価格は3,000円前後
  • サイズは3m×3m
  • タイアウト(ループ)が豊富

安価なブルーシートは強度や防水性は十分ですが、かさばって重い点、使いやすいサイズがない点がデメリットです。

一方、上記のおすすめタープは高価なタープと比べ素材の違いで機能は劣ると思いますがはじめてのブッシュクラフトには十分な性能です。

実際、上記のおすすめタープを6枚ほど掛けっぱなしで使いましたが、半年ほど雨風を防ぐことができました。

これらのタープはAmazonや楽天市場で手軽に購入できます。

なお、予算は気にしないという方は人気のDDタープやアクアクエストのタープを購入するのもおすすめです。

私もブッシュクラフト仲間も利用率が多く、悪い評判をあまり聞いたことがありません。

続いて、タープをさらに詳しく知りたい方向けにタープの種類を紹介します。早速、タープの張り方を知りたい方は、タープの張り方へお進みください。

タープの種類

タープの種類は、素材や形状、サイズなど様々です。ここでは一般的な種類とその中からブッシュクラフトで役立つタイプを紹介します。

タープの素材

まずはタープの素材です。主に3つの素材のタープが市販されています。それぞれの特徴を紹介します。

こだわりが無い場合は、ナイロン・ポリエステル(化学素材)のタープを選ぶのがおすすめです。

化学素材(ナイロン・ポリエステル)

最も軽量でアウトドアでもよく利用される素材です。軽くてコンパクトにしまえる点、防水性や耐水圧が高く雨の中でも安心して使える点、乾きやすいといった特徴もあります。

メリット:軽量で防水性と耐水圧が高い、乾きやすい
デメリット:火に弱い、火の粉で溶けて穴が開く

キャンバス生地(綿)

綿(コットン)素材のキャンバス生地タープは、火の粉で溶ける心配が少なく、通気性、吸湿性、遮光性が高い特徴があります。ただし、重量があるので持ち運びに向かない点と乾燥しづらくカビが生えやすいので管理の手間がかかります。

メリット:吸湿性と通気性が高く火の粉にも強い
デメリット:重く、乾きにくい

テクニカルコットン

化学素材(ナイロン・ポリエステル)とキャンバス生地(綿)の良いとこ取りができるタープ素材です。ポリコットンとも呼ばれ一般的に綿35%、ポリエステル65%の比率の混合素材です。

メリット:キャンバス地と比べ軽く、乾きやすい
デメリット:化学素材と比べ重く、乾きづらい

タープの形状

続いて、タープの形状です。市販される形状は主に3つです。それぞれの特徴を紹介します。

ブッシュクラフト用途では環境に合わせて様々な形のシェルターを設営するため、柔軟性の高いレクタタープ(スクエアタープ)がおすすめです。

レクタタープ(スクエアタープ)

正方形、長方形の形をしたタープです。さまざまな状況に合わせて張り方のアレンジが可能な点が特徴です。

ヘキサタープ

その名の通り六角形の形をしたタープです。タープを張った時の美しいフォルムが特徴的です。設営が簡単にできるのも魅力です。

ウィングタープ

軽量でコンパクトなひし形の形をしている小型タープです。ソロキャンプにもおすすめされることが多い人気の形状です。

タープのサイズ

最後にタープのサイズです。様々なサイズのタープが販売されていますがブッシュクラフト用途では3m×3mの正方形がおすすめです。

また、2mほどのサイズのタープがもう一枚あると非常に便利です。グラウンドシートや雨除け、暴風、防寒、袋など様々な用途に利用できます。

タープの張り方

たくさんタープの張り方はありますが、Aフレームとダイヤモンド型の2種類を覚えるのがおすすめです。

Aフレームは応用すると様々な形のシェルターに転用できます。ダイヤモンド型は焚き火で暖をえながらキャンプするのに最適です。

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