寝袋の下に敷くスリーピングマットは、就寝時の底冷えを防ぐ断熱や地面の凹凸を和らげる快適性を確保に役立つ道具です。
特にブッシュクラフトでは火を使い熱や光を得るため、火の粉が飛んでも機能を損なわないスリーピングマット選びが重要で個人的にはクローズドセルマット(ウレタン)とULマットがおすすめです。
この記事ではスリーピングマットの種類や機能、サイズ、持ち運び方などブッシュクラフトに役立つ情報をまとめました。
スリーピングマットの種類
スリーピングマットには大きく4つの種類があります。
- クローズドセルマット(ウレタン)
- インフレーターマット
- ULマット
- エアマット
エアマット以外全て購入して使い込みましたが、個人的に火の粉が飛んで穴が空いても機能するクローズドセルマット(ウレタン)とULマットがおすすめです。
それぞれのスリーピングマットの特徴は以下に紹介します。
クローズドセルマット(ウレタン)
最も多くのブッシュクラフターが利用しているスリーピングマットではないでしょうか。特に蛇腹式に折りたたむタイプのクローズドセルマットの利用者をよく見ます。
機能面はもとより、火の粉が飛んで穴が空くことはあっても機能的には大きな問題がなく、使い続けることができるのが魅力です。価格が安いのも魅力です。
インフレーターマット
次に利用者が多いのはインフレーターマットではないでしょうか。最大の特徴はコンパクト性とクッション性です。
ただし、ブッシュクラフトでの利用に限っては、火の粉が飛んで穴が開くと機能しなくなると使い物にならなくなるのでその点は注意が必要です。価格も高め。
ULマット
インフレーターマットと比べ利用者は少ないように思いますが、個人的にはUL(ウルトラライト)マットもおすすめです。何と言っても軽い。素材や厚さを選べば極端な環境でなければほぼ快適に過ごせます。
その分、薄く強度に不安があります。価格は高め。
エアマット
使ったことがないので評価は控えます。しかし、快適性ではダントツではないでしょうか。いつか購入して評価レビューをしてみたいと思います。
スリーピングマットの機能
スリーピングマットの機能といえば断熱性を表すR値ではないでしょうか。
R値とは、断熱性を表す数値でR値が高いほど冷気が伝わりにくく、断熱性が高いマットになります。
- R値0~2.0:夏向け
- R値2.1~4.0:3シーズン向け
- R値4.1~6.0:積雪期向け
- R値6.0以上:高所・極地向け
なお、R値は足し算が可能なようで、R値1.0のマットを2枚重ねるとR値2.0になるようです。試したことはありませんがいつか実験してみようと思います。
スリーピングマットのサイズ
スリーピングマットのサイズも重要な要素になります。
頭から足先までマットで覆うか、背中からオシリまでマットで覆い頭と足はバックパックなどをのせて対応するか、個人差があるので確かめる必要があります。
個人的には120センチの長さがあれば十分快適に寝れるので、荷物が多い時は短いマットを持ち出すようにしています。
- 90センチ:背中とお尻だけマットにのる
- 120センチ:背中とふくらはぎまでマットにのる
- 150センチ:背中から足先までマットにのる
- 180センチ:体全体がマットにのる
マットにのらない足は主にバックパックに入れたり、上にのせたりします。頭は寝袋の袋に着ない衣類を入れて枕にしています。
スリーピングマットの持ち運び方
バックパックに外付けする方が多いように思います。個人的にも楽で好きなスタイルですが、見かけはあまり良くないと感じています。
以前、登山熟練者さんがブログでバックパックへのマット外付けスタイルをバックパッカーと揶揄していました。確かにおっしゃる意味も分かりますが、この様な意見は気にせず好みのスタイルを貫いていきましょう。
ちなみに、外付け以外にはバックパックに丸めて入れて、丸めたマットの中に荷物を入れる方法が一般的なようです。