焚き火 道具

ブッシュクラフト「ライター・マッチ」

ライターは火が必要にな時に即座に簡単に火がつけられる最も優れた着火具です。

ブッシュクラフトで着火と言えば、ファイヤースターターを連想しますが着火において安定性、利便性ではライターに勝るものはないでしょう。

ライターのデメリットは0℃以下になると着火できないことや濡れると使えない点があげられますが、肌に近いポケットで保管、複数のライターを別々の場所に入れて持ち歩くなどの対策で弱点を解消できます。

この記事ではブッシュクラフトに役立つライターの種類や選び方、使い方とマッチについてまとめました。

ちなみにファイヤースターター(メタルマッチ)ってなに?と思った方は以下の記事で詳しく紹介しているのでご覧ください。

ブッシュクラフトにおける着火具の条件

  • どんな環境でも安定して火がつく
  • 長期間保管してもすぐ火がつく

この2点において、ライターはほかの道具と比べ優れた着火具です。もちろん、弱点もありますが携帯方法で解消できますので以下で合わせて紹介します。

ライターの種類と選び方

どんな環境下でも安定して火がつくライターですが、バックパックに長期間入れておいても、いつでも使えるという点においては繰り返し使える(ジッポタイプ)のライターより100均で売られている使い捨てタイプのライターが優れています。

使い捨てライター(フリント式・オイル式)

ライターと言えば、多くの方が連想するのが100円均一やコンビニなどどこでも売られている使い捨てライターではないでしょうか。

フェロセリウムの石がついたフリント式でオイルが入ったタイプの使い捨てライターはオイルが蒸発することなく長期間未使用でも必要な時にパッと火をつけることができる優れものです。

100円均一だと3~5本まとめて100円で販売されていることが多いです。ちなみにデイブ カンタベリー氏はBICのライターを愛用しているようです。

繰り返し使えるライター(ジッポタイプ)

頑丈でカッコいいスタイルが人気の繰り返し使えるライターですが、デメリットは時間とともにオイルが蒸発する点です。

最近ではEXOTAC TITANLIGHT(エクソタック タイタンライト)など気化防止と防水性をもった繰り返し使えるライターが出てきましたが高価なのが難点です。

水深1mまで防水できるようですので道具にこだわりたい方は検討するのもよいと思います。

マッチのメリット・デメリット

今では使う機会がほとんどないマッチは、ライターと比べ強度が弱く、長期間保管できない、濡れると使えなくなるといったデメリットがあります。

最近では防水マッチが販売されていたり、防水マッチを自作する方法が紹介されているのである程度防水対策はできると思いますが、いざという時に折れて使えない、湿気て頭薬がボロボロとれるなど長期保管できないのが難点です。

とはいえ、マッチの棒は薪としても使えてそれ自体が燃料ともなるので使い方によっては重宝することもありますが、今のところ私は使いこなせていません。

マッチについて新しい学びがあったらこのページに追記していきます。

ライターとマッチの携帯方法

私は着火具セットを作ってバックパックにいれ、肌に近いポケットに使い捨てライターを1つ常に携帯しています。

参考にしているブッシュクラフトの本では以下の様に携帯方法が紹介されているので参考までに引用します。

ライターは少なくとも3本は必要だ。1個はポケットの中に、もう1個はベルトポーチまたはハバーサックの中に忍ばせ、最後の1本はメインのパックに入れておく。重さはほとんどないのに、その恩恵は絶大だ。ライターなどの着火器具を使うときの鉄則として、火口への着火を必ず5秒以内に終えよう。それ以上時間をかけたら、燃料の無駄遣いになる。

ブッシュクラフトの教科書 デイブ カンタベリー

着火セットに最低限必要なものは3点。まず点火するもの、着火材、そしてそれらを濡らさないように持ち運ぶための容器となる。

ブッシュクラフトー大人の野遊びマニュアル 川口 拓

デイブ カンタベリー氏は3つの使い捨てライターを別々の場所に保管して持ち運び、ライターの弱点を克服しているようです。

川口 拓氏は着火具と着火材を入れた着火セット容器を持ち歩いているようです。

お二人の解説を参考に自分に合ったライターやマッチ、その他着火具の携帯方法を模索するのも楽しいものです。

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