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斧(アックス)の種類と選び方

ブッシュクラフトを始めたい初心者にとって、斧選びは大きな悩みの一つです。種類が豊富で、それぞれ特徴が異なるため、自分に合った斧を見つけるのは容易ではありません。

※実際に斧を購入するのは、ブッシュクラフトへ行き始めて斧が必要な場面に直面してからでもいいと思います。

この記事では、ブッシュクラフト初心者でも迷わず選べる、斧の選び方について詳しく解説します。用途、サイズ、重量、刃の素材、形状など、斧を選ぶ上で重要なポイントを分かりやすく説明し、あなたに最適な斧を見つけるためのヒントを提供します。

斧の部位・名称

斧(アックス)の部位名称

斧の種類

斧には様々な種類があります。斧の種類を調べてみましたが、20種類でてきました。

これらの中でもブッシュクラフトではハチェット(ベルトアックス、手斧)とハンターアックス、そしてそれらの中間の大きさで薪割り、フェザースティック作り、シェルター作りなど、様々な用途に適しているブッシュクラフトアックスの3種類が使われていることが多いです。

それぞれの特徴と用途を理解し、自分に合った斧を選ぶことが重要です。今回紹介した3種類の斧を参考に、あなたに最適な斧を見つけて、ブッシュクラフトを存分に楽しみましょう!

20種類の斧(アックス)名称

  1. ハチェット(ベルトアックス、手斧)
  2. ハンター アックス
  3. タクティカル アックス
  4. グラブ アックス
  5. フェリング アックス
  6. フォレスト アックス
  7. スプリッティング モール
  8. ブロード アックス
  9. カーペンターズ アックス
  10. マイナーズ アックス
  11. ダブルビット アックス
  12. バイキング アックス
  13. トマホーク
  14. ピック アックス
  15. ルーフィング アックス
  16. スローウィング アックス
  17. クラッシュ アックス
  18. アズ
  19. バトル アックス
  20. アイス アックス

ハチェット

ハチェットは、片手で扱える小型の斧です。軽量で持ち運びやすく、薪割り、フェザースティック作り、シェルター作りなど、ブッシュクラフトの様々な場面で活躍します。初心者にとって扱いやすく、汎用性の高い斧と言えるでしょう。

ブッシュクラフトでは、多くの方がハチェットを使っている印象です。

ハンティングアックス

ハンティングアックスは、ハチェットよりも刃が長く、動物の解体や枝打ちなどにも使用できる斧です。刃厚が厚く頑丈なため、力強い打撃を与えることができます。ブッシュクラフトだけでなく、ハンティングやキャンプにも適した斧です。

ブッシュクラフトアックス

ブッシュクラフトアックスは、ブッシュクラフト専用の斧です。ハチェットとハンティングアックスの中間の大きさで、薪割り、フェザースティック作り、シェルター作りなど、様々な用途に適しています。刃の形状や柄の長さがブッシュクラフトに特化しており、より快適に作業を行うことができます。

斧の選び方3ステップ

ステップ1:ブッシュクラフトでの用途を明確にする

まず、ブッシュクラフトで斧をどのように使うのか、用途を明確にすることが重要です。薪割り、フェザースティック作り、シェルター作りなど、様々な用途があります。

それぞれの用途に適した斧は異なるため、用途を明確にすることで、選択肢を絞ることができます。

どれを選べばいいかわからない場合は、ハチェットを選ぶのがおすすめです。

ステップ2:自分に合った斧のサイズと重量を選ぶ

斧のサイズと重量は、使いやすさに大きく影響します。一般的に、身長が高い人は長い柄の斧、身長が低い人は短い柄の斧が使いやすいと言われています。

また、女性や体力に自信がない人は、軽量な斧を選ぶことをおすすめします。持ち運びやすさも考慮し、自分に合ったサイズと重量の斧を選びましょう。

一般的には長さ40センチ未満、重さ900g未満のサイズが使いやすいと言われています。

ステップ3:刃の素材と形状を考慮する

斧の刃の素材は、主に炭素鋼が使われています。炭素鋼は切れ味が良く、研ぎやすいですが、錆びやすいというデメリットがあります。

ステンレス鋼の斧もありますが一般的ではないように思います。ちなみにステンレス鋼の特徴は錆びにくく、メンテナンスが簡単ですが、炭素鋼に比べて切れ味が劣ります。

刃の形状は、薪割りには薪割り専用の斧、フェザースティック作りには刃先が細い斧など、用途に合った刃がありますが何本も斧を持ち歩くことはできないため、汎用性の高いものを選ぶのがおすすめです。

特に”スカンジ” タイプのグラインドは何にでも使える便利な形状だとデイブ カンタベリー氏が本で紹介していたので引用します。

いかにもスカンジナビア製らしい〝スカンジ〟タイプのグラインドは、薪を割るにせよ、何か構造物を建てるにせよ、どちらにも使える使い回しの効く便利なグラインドだ。こうしたスウェーデン式の斧には、かすかに刃の表面上に補助的なベベル(面取りをした部分)があり、実質的に刃先として使えるようになっている。

ブッシュクラフトの教科書 デイブ・カンタベリー

ブッシュクラフトに最適!最初の斧はこれがおすすめ

初心者におすすめの万能斧:ハチェット(ベルトアックス、手斧)

ハチェットは、片手で扱える小型の斧です。軽量で持ち運びやすく、薪割り、フェザースティック作り、シェルター作りなど、ブッシュクラフトの様々な場面で活躍します。初心者にとって扱いやすく、汎用性の高い斧と言えるでしょう。

特に、長さ40センチ未満・重さ900g未満の斧が扱いやすいと紹介されることが多いです。

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